おしゃれガラスの特長 　　 ● カラーコピーまたはカラーレーザープリンタを使って、サンドブラスト用のマスキングシートが作れます。 ● プリンタ以外には、機械類や水洗設備など一切不要です。 机の上でわずか数分で仕上がります。 ● 文字やイラストなど、お好みの原稿からオリジナルデザインで作れます。（写真等のハーフトーンは不可） ● 感光性の材料は一切使っていませんので、長期間保管しても材料が劣化することはありません。 ● あらかじめ貼付け用の強力接着剤がついたシートですから、接着剤を塗るわずらわしさがありません。 ● ブラスト後のマスキング除去は、水性のイレーサーを使って、簡単にはがすことができます。 【おことわり】 ●制作にあたっては、トナー式のカラーコピー機、またはカラーレーザープリンタが必要です。インクジェットプリンタでは制作できません。 また、カラーコピー機の機種によっては、使用できない可能性もあります。 ●主に浅彫り用の材料であり、深彫りには向きません。深彫りが必要な場合は、マスクを２重に転写するなどの手段が必要です。 （右に写っているガラスの拡大です）

サンドブラストとは

サンドブラストとは、硬く細かい砂を、コンプレッサーで圧縮された圧搾空気を使い、小さなノズルからガラス面に吹き付け、マスキングシートに保護されていない部分を削って、綺麗な模様を作る方法です。 制作の工程は、 １．ガラスに貼り付けるマスキングシートを作る。 ２．ガラスにマスキングシートを貼り付け、砂を吹き付けて彫刻する。 ３．彫刻後、マスキングシートを除去する。 という３段階に分かれます。 簡便な方法としては、ガラス面にビニールテープを貼りつけ、カッターを使って、直接模様を切り抜いてマスキングを作ります。そこに砂を吹き付けてガラス面を彫った後、テープをはがせば出来上がります。 よく、中学校などの卒業記念に、ガラスのペーパーウエイトなどを作るのに、この方法が用いられています。生徒は思い思いのデザインでマスキングテープを切り抜き、その状態のものを業者さんに送って、サンドブラストをしてもらい、できあがったものが学校に送り返されてきます。 工業的には、従来は、感光性の材料を使って、マスキングシートを作っています。紫外線を当てると固まり、当たらない部分は水で溶ける性質を持った樹脂シートです。 原稿からポジフィルムを作り、この樹脂シートに重ねて、紫外線の露光機で照射します。その後、水に浸してブラシでこすると、光の当たらなかった部分が溶けてなくなり、マスキングシートが完成します。 それを接着剤でガラス面に貼り付けて、サンドブラストを行います。 このように、従来の方法は、ポジフィルムや、紫外線露光機、水洗設備、接着剤など、非常に複雑で管理の難しい方法が取られていました。 「おしゃれガラス」は、そういった煩雑さを解消する、これまでにない全く新しいマスキング技法です。 カラーコピー機さえあれば、だれにでも簡単に、精密なマスキングシートを作ることができます。 その場で短時間にサンドブラストが出来上がることは、ガラス製品の新しいの需要を掘り起こすことも可能になってくることでしょう。