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はじめに

何百万円もする機材には手が出ないが、
さまざまなグッズにカラープリントをする、
クリエイティブで楽しい仕事をしたい、
という方が大勢いらっしゃいます。

私がこの仕事を始めたのは今から30年前です。当時はパソコンは無く、
カラーコピー機は2〜300万円のものしかありませんでした。
そのころ、そろそろ業務用のパソコン(MAC)も登場してきましたが、
これとても、画像をいじろうとするならば、5〜600万円は必要としました。
資本力のある会社以外には、とても手の出せないビジネスだったのです。

しかし、時代はデジタルに移り、パソコンはどこの家庭でも使うようになり、
カラーレーザープリンタも1万円を切る価格で入手できます。
私からすると、にわかには信じがたい、あり得ないことが現実になってしまいました。

実は、このオリジナルプリントビジネスというのは、
どこに成否のポイントがあるかというと、
機材ではありません。
高い機械を買ったから成功する、というものではないのです。

「お客様が自分で原稿を作れるか否か」というところなのです。

昔は作れなかったのです。だからどれもこれも失敗しました。
(かく言う私も、印刷のプリントショップの経験者です。)

ところが今は、デジカメで写真を撮って、パソコンで加工して、
文字も活字でレイアウトすることが、子供でもできてしまいます。
インターネットを見れば、無料で使えるおしゃれな画像が氾濫しています。

まさに、オリジナルプリントビジネスの土壌ができあがったと言ってよいでしょう。

・・・

さて、それをグッズ(立体製品)にプリントするデジタルの世界といえば、
これは先のカラーコピーやパソコンと比べてちょっと遅れています。
つまり、300万円もしたカラーコピーが10万円で買える、
500万円のパソコンが10万円になった、というような
価格的な進化を遂げていません。

それはなぜかというと、立体プリントは、その材質や形状の多様性から、
「デジタル」ではなかなか難しいのです。

最近は素材にダイレクトにプリントできるインクジェットプリンタもありますが、
1台が何百万円もする上に、プリントする素材が曲面だったり、
表面に小さな出っ張りがあるだけで、もうお手上げです。
将来は車の洗車機のように、輪郭を抽出してプリントする機械も
出てくるのかもしれませんが、小さな工房で買える値段ではないでしょう。

つまりここは、「アナログ」の良さを使うべき部分なのです。
そうすれば、アイロッピーのように、たった5万円であらゆるものに
プリントができてしまいます。

・・・

さて、前置きが長くなりましたが、
ここでは、楽しく儲ける、ということを目標に掲げて、
ピクアの機材を使った、オリジナルグッズ・プリント工房を
ご案内したいと思います。


使用する機材は、ピクアル「ビジネスセット」とカラーレーザープリンタです。
  ¥448,000   ¥9,780

工房のイメージ


これは6畳の部屋です。機材はすべて棚に納まります。
手前のスペースには包装資材(クラフト紙・ダンボール箱・ガムテープ)等が
置いてあります。

棚の一番上はカラーレーザープリンタ、その下にピクアルプロセッサ、
一番下には断裁機(プラスPK-513¥27,500)があって、
これは結構便利です。(取っ手を引っ張ると出てくる)

左下はルミナスのラックを使って、シートラックを自作しました。(便利)
はさみやカッター、仮止めテープ、スポンジ、ウエットティッシュ等の
道具類は、その上の引出しラックに納まります。
その上はバインダーや白箔などの材料類です。
必要な時にサッと取り出して、サッと戻せるようにすると良いです。

テーブルの上には、あまり物を置かないように。
広くして使えないと、出来上がったものを包んだり、箱に入れたり、
といったことができませんから。

依頼されるものが、かさばることもありますから、
テーブルの周りの空間は余裕があることが好ましいです。
置き場所が無いと、途方に暮れます。(笑)



機材ご購入の手引き

ピクアル・ビジネスセットは、現金以外に法人リースまたはクレジットもご利用になれます。(5年・60回分割)
        個人でお求めの場合は、ヤフーショッピングでカードローンがご利用になれます。(20回分割)

        お支払例:ビジネスセット(¥448,000)を5年リースにした場合 月々8,646円(税別)です。

カラーレーザープリンターは、お手持ちのものがあればそれでOKです。無い場合は上記掲載の機種を
        価格コムで検索してお求めください。(現在最安値です。良いトナーです。)


転写プリントビジネスのツボ

ピクアルはどんなものにもプリントできるからといって、
あれもこれもやっていては、肝心の儲けにつながりません。
的を絞ることが重要です。

たとえば、スポーツ関係のビジネスにするのでしたら、
転写する素材はおのずから決まってきます。
野球のボール・バレーボール・サッカーボール・ゴルフボール
バット・ラケット・ゴルフクラブ・グローブ・バッグ・手袋
といったスポーツ用品への名入れ、タイルに記念写真をプリントなど。

スポーツはチームで編成されるものが多いので、
注文も何十個という大量(複数個)になる可能性があります。

この「複数」というところがまさにツボです。

たった一つだけを作っていては、とても商売になりません。
たった一つでもいいですから、何十人分のたった一つでなくてはなりません。
要するに、営業トークは「みんなでお揃いのものを作ろう」といった、
複数をイメージするキャッチフレーズが必要なのです。

儲かってるTシャツ屋さんは、あなただけのTシャツを作りませんか?
とは言っていません。
クラT(クラスみんなのTシャツ)を作ろう、と言っています。

・・・とは申しましたが、スタート時はひとつでも注文が欲しい時ですから、
来るもの拒まず、たった一つの注文もありがたくいただきましょう。
料金設定さえしっかりしておけば良いわけですから。

・・・

ある観光地でマグカップのプリントをしているのを見ました。
その入口に鬼の看板が立っていて、
くり抜かれた顔の部分から自分の顔を出して、
はい、パシャリ!と写真をとります。
園内を観光して回って、帰りにそのお店によれば、
鬼になった自分の姿がマグカップにプリントされているのです。

すなわち、原稿をもらって転写プリントするだけでなく、
こういった「気の利いたアイデア」をプラスするだけで、
売上は何倍にも伸びます。
そのアイデアをひねり出すことも楽しみのひとつになるでしょう。
もしかしたら、大ヒットビジネスが生まれるかもしれません。

こういったお話は、また「ビジネス講座」の方でさせていただきたいと思います。

また、私自身は、OAメーカーを28歳で独立してプリントショップを開業したり(17年間)、
その後、会社を移って、全国に転写プリントショップのボランタリーチェーンを展開したり、
その後、再度の独立開業をして泣sクアを作り、現在に至っています。

すなわちゼロからの出発を何度も経験している一人として、
そういったご相談にはできる限り応じておりますので、
お気軽にお電話やメールでご相談ください。
(飲食業などはわかりませんが。)
Email : piqua-1@jcom.home.ne.jp
TEL. 03-3978-1322
泣sクア代表・末松一郎


プリントできる素材

何に転写できるか、ということについては
考え方がいろいろあります。
つまり、要求する”強度”によって、できるともできないとも言えるのです。

たとえば、デザインのサンプル用としての用途でしたら、
強度はさほど要求されませんから、
それこそ、水と空気以外どんなものにでもプリントできます。

ところが、アクリル板にカラー写真や文字を転写して、
屋外で使う看板を作ったとします。
すると、太陽の紫外線によって、赤や黄色は退色してしまうのです。
コピーのトナーの色は紫外線には弱いのです。
つまり、黒や青ならOKなのですが、フルカラーは屋外には使えない、
ということになります。

もう一つの例としては、
陶器のお皿にイラストをプリントしたとします。
着いているのは、コピーのトナー(トナーの成分はプラスチックです)ですから、
その上にステーキを乗せて、ナイフでガリガリ切ったら、
プリントしたイラストも傷だらけになってしまいます。

したがって、グッズへのプリントというのは、
なるべく手荒な使い方をしない素材がベストです。
ボールペンの軸などでしたら、手の触れない上の方に名入れをするとか、
布製品にしても、洗濯をしないような製品が良いでしょう。
ハンカチよりは、巾着袋の方が良い、といった具合です。

そういったことも含めて、こちらのサンプルギャラリーもご覧ください。

転写サンプルギャラリーへ


詳しい資料をお送りいたします。ピクアまでお問い合わせください。